7th Hill

歴史を知る
製法を知る
音色を知る

  • Home
  • カスタムシンバル制作
  • 工場見学・買付け
  • 7th Hill シリーズ
  • 7th Hill とは
  • 試奏する

シンバルの歴史、シンバルメーカーの系譜

各シンバルメーカー(ブランド)の成り立ちを辿り、関係性を明らかにします。

1. ​シンバルの誕生、Zildjian姓の誕生

シンバルの歴史は長く、原型は紀元前3000年頃に存在していたとされています。この頃のシンバルは2枚のシンバルを打ち合わせる、いわゆる合わせシンバルの形でした。初めにシンバルつくられた地域については、イスラエル、トルコ、エジプト、中国など諸説あります。

当初シンバルは宗教的な目的で使用されていましたが、14世紀頃には様々国々で軍事的な目的に使用されるようになります。オスマン帝国はその内の一つで、帝国の拡大がきっかけでオーケストラにシンバルが登場するようになります。17世紀初めにはAvedis Zildjianがオスマン帝国の君主からZildjianの姓を授かり、トルコ・コンスタンティノープル(現在のイスタンブール)郊外のSamatya(サマティア)という街の工房でシンバルの制作を開始したという記録が残っており、現代のシンバルメーカーの多くはこのZildjian(ジルジャン)家から派生しています。

2. ​「K Zildjian」「A Zildjian」の誕生

19世紀末、Zildjianは2つの系統へと別れ始めます。Kerope Zildjianは「K Zildjian」を、Aram Zildjianは「A Zildjian」としてシンバルを制作します。K Zildjianはトルコに残りましたが、A Zildjianは戦火を逃れ1909年にルーマニアに工場を移し、1929年にはアメリカに進出します。

ドラムセットの流行、ジャズの隆興とともにA Zildjianが成功を収めます。A Zildjianは需要の拡大に応える形でカナダに大量生産を目的とする工場を設立、Zilcoシリーズを展開しました。1982年にはこの工場はSABIAN(セイビアン)として独立します。

3. ​K Zildjian工場の買収、伝統技術の行方

A Zildjianはアメリカで商業的成功を収め、1977年には「K Zildjian」の名称を買収し、トルコの工房を閉鎖しました。

トルコの工房で働いていた伝統的な技術を持つ職人は工場の閉鎖後もイスタンブールに残り、1980年にZilciler Kollektif Şti社を設立しました。1982年にはIstanbul(イスタンブール)としてリブランディングし、現在はIstanbul Agop(イスタンブール・アゴップ)として知られています。

さらにIstanbulから独立した職人によって1996年にIstanbul Mehmet(イスタンブール・メメット)、Turkish Cymbals(ターキッシュ)、Bosphorus(ボスフォラス)、Agean 
Cymbals(エイジーン)が設立されました。

また、Istanbulの工房で学んだ職人は各々の工房を持ち始めます。1998年にMurat Diril(ムラート・ディリル)、2005年にAmedia(アメディア)、2008年にDiril(ディリル)、Samsun(サムスン)、2018年に7th Hill(セブンスヒル)が設立され、伝統の技術が継承されています。

さらにBosphorusから独立したImpression Cymbals(インプレッション)やIstanbul Agopから独立したT-Cymbals(ティーシンバル)など、次の世代の工房も登場しています。
トルコ発のシンバルメーカーの一覧

4. ​非トルコ系シンバルメーカーの登場

トルコ以外の地域からスタートしたシンバルメーカーも存在します。

Paiste Cymbals(パイステ)は1901年に作曲家Michail Toomas Paisteによってロシアで立ち上げられ、エストニア、ポーランド、ドイツ、スイスへと本拠地を移し、現在はアメリカにも支社を持っています。

Meinl(マイネル)は1951年にRoland Meinlによってドイツでシンバル工房として立ち上げられました。日本の星野楽器(TAMAブランドなど)の楽器を1960年代から販売するなど、シンバル以外の製品にも注力しています。

中国のブランドとしてWuhan(武漢)があります。設立年は不明ですが、銅鑼の製造も行っています。Dream Cymbals(ドリーム)は2005年にカナダで立ち上げられたブランドですが、同じく中国・武漢でシンバルを製造しています。

イタリア発1931年設立のUFIP(ユーヒップ)やロサンゼルス発2003年設立のSoultone Cymbals(ソウルトーン)などもシンバルを製造しています。

日本では、ドラマー延命寺 a.k.a emjさんのemjmod(イーエムジェーモッド)やシンバル職人である山本学さんのARTCYMBAL、大阪の小出シンバルというブランドがシンバルの製造を行っています。

大阪の小出シンバルを製造する小出製作所はもともと金属加工の会社でしたが、2004年にシンバルの開発を開始しています。同様に、トルコのArslan Metalという金属加工の会社が2020年にTrakian Cymbals(トラキアンシンバル)を立ち上げています。
トルコ以外のシンバルメーカーの一覧

5. 7th Hillの日本上陸

我々7th Hillは2025年3月に日本に上陸しました。伝統と技術を大切にするこだわりを持ち、17世紀にAvedis Zildjianがシンバル工房を持ったまさにその街、Samatya(サマティア)の愛称である「7th Hill(7番目の丘)」をブランド名として採用し、トルコ・イスタンブールの地で職人の手で一枚一枚制作しています。

7th Hillでは、ひとりひとりの思いに応えるカスタムシンバルの制作を行っています。インチ数やフィニッシュ、ハンマリング、ベルの形状、重さなど、様々な要素をカスタマイズしてオーダーメイドのシンバルを制作することができ、オリジナルのデザインを追加することも可能です。詳しくはこちらをご覧ください。
7th Hillメインビジュアル

6. 出典、参考リンク

  • Drum Magazine シンバルの歴史に関する記事
  • Reverb ZildjianとSABIANの関係性に関する記事
  • Chicago Drum Show Istanbul系メーカーの系譜
  • Zildjian公式 メーカーの沿革
  • SABIAN公式 メーカーの沿革
  • Istanbul Agop公式 メーカーの沿革
  • Istanbul Mehmet公式 メーカーの沿革
  • Turkish Cymbals公式 メーカーの沿革
  • Bosphorus公式 メーカーの沿革
  • Sweet Drums Amediaの沿革
  • Diril Cymbals公式 メーカーの沿革
  • T-Cymbals公式 メーカーの沿革
  • Paiste公式 メーカーの沿革
  • Meinl公式 メーカーの沿革
  • Dream Cymbals公式 メーカーの沿革
  • UFIP公式 メーカーの沿革
  • Soultone Cymbals公式 メーカーの沿革
  • emjmod公式 ブランドの紹介
  • Trakian Cymbals公式 メーカーの沿革

シンバルの音色に関わる要素と代表的なモデルの比較

シンバルの音色は様々な物理的特徴が複雑に絡み合うことで決まっています。シンバル制作の6つの工程で生まれるそれぞれの特徴と、その違いによる音色の傾向を説明します。また、それぞれの特徴を持つ代表的なシンバルを紹介します。

1. 素材を選ぶ

錫の含有量:多
​(B20など)
錫の含有量:少
​(B8など)
複雑、ダーク
シャープ、明るい
ほとんどのシンバルは銅と錫(すず)の合金であるブロンズ(青銅)で作られています。伝統的なシンバルは銅と錫が80:20の割合で配合した「B20」と呼ばれる、多くのシンバルで使用されています。Zildjian(ジルジャン)のA、A Custom、K、K Custom、Sabian(セイビアン)のAA、AAX、HH、HHX、Meinl(マイネル)のByzance、Paiste(パイステ)のFormula 602、7th Hill(セブンスヒル)のすべてのモデルがB20ブロンズを使用しています。B20は複雑でダークな倍音を持ち、幅広いジャンルで使用されています。

しかしB20は取り扱いが難しく機械による大量生産に向かないため、銅と錫の割合を92:8にした「B8」と呼ばれるブロンズも開発されています。Paisteの2002、SabianのB8XなどがB8ブロンズを使用しています。B8はシャープな響きを持つため、ロックなどの存在感が要求される場面で多く使用されています。

稀ですが、B12、B15などの中間の素材や他の金属を混合した素材なども使用されています。ZildjianのS、MeinlのPure AlloyはB12ブロンズを使用しています。

また、Paisteの101のようにブロンズではなくブラス(銅と亜鉛の合金)を使用したシンバルもごく少数販売されています。

取り扱いの難易度や商業的戦略の都合からB20がハイエンドモデル、B8がエントリーモデルに使われることが多くなっています。

※ 原料の価格差は販売価格の差に比べるとごく小さなものです。2025年1月の平均価格で、銅が1,406.34 円/kg、錫が4,631.63 円/kgのため、B20とB8の1kgあたりの価格差は387.03円になり、重たいシンバル(3kg)でも約1,200円の違いしか生まれません。

2. 大まかな形を作る

シンバル作りの第一段階として、大まかな形が作られます。このとき、形の種類、形の作り方、サイズによって音色に違いが生まれます。
2a. 種類(タイプ)
​ドラムセットに使用されるシンバルは主に5種類に分類されます。
  • HH(ハイハット)
  • Crash(クラッシュ)
  • Ride(ライド)
  • Splash(スプラッシュ)
  • China(チャイナ)
HH、Chinaは形状、Splashはサイズによって明らかに音色が他と異なりますが、CrashとRideは形状の境界があいまいです。そもそもCrashとRideは特定の形状ではなく奏法を指しており、Crashとして販売されているものはCrashしやすいシンバル、Rideとして販売されているものはRideしやすいシンバルであることが多くなっています。Crashの中にはRideに向かないもの、Rideの中にはCrashに向かないものもありますが、どちらもできるものもあります。メーカーによってはCrash-Rideという名称を使用していたり、ZildjianのK KeropeのようにCrashとRideを区別せずに販売している場合もあります。
2b. 成型方法
キャスト
シート
伝統的な製法
大量生産向け
個体差:大
個体差:小
複雑、ダーク
シャープ、明るい
シンバルの成型方法はキャストとシートの2種類に分類されます。

キャストは伝統的な製法で、合金を溶かし、型に入れ、押し延ばし、叩き延ばすことで形を作ります。一枚一枚音色の違いが生まれやすく、ダークな音色になる傾向があります。キャストシンバルはハイエンドモデルに多く用いられますが、SabianのXSRのようにエントリーモデルに使用されることもあります。
7th Hillではすべてのシンバルを伝統的なキャストで製造しています。

シートはより工場での大量生産に向いた成型方法で、もとから薄く延ばされている合金をくり抜くことで形を作ります。個体差が小さく、明るい音色になる傾向があります。シートシンバルはエントリーモデルに多く用いられますが、Paisteの2002のシリーズのようにハイエンドモデルに使用されることもあります。
2c. サイズ(インチ数)
サイズ:大
サイズ:小
ピッチ:低
ピッチ:高
シンバルのサイズは直径の長さ(インチ)で表されます。サイズが大きいほどシンバルのピッチ(音の高さ)は低くなり、ピッチが小さいほどピッチは高くなります。

各メーカー14インチのHH、16、18インチのCrash、20インチのRideのセット(パック)を販売しており、その組み合わせが人気であることがうかがえます。ただし、小口径ドラムの流行によって12、13インチのHHや18インチのRideにも人気が集まっています。また、クラシックなサウンドを求めるドラマーが15、16インチのHHを使う例も多く見られます。

一般的にシンバルのサイズは偶数インチのものが多く、奇数はあまり販売されていません。7th Hillでは、0.25インチ刻みでカスタムシンバルを制作することができます。
2d. ベル(カップ)の形状
ベル:小
ベル:大
音量:小
音量:大
複雑、ダーク
シャープ、明るい
シンバルの中央にあるベル(カップ)の形状はシンバルの音の広がりと高音域成分に影響します。ベルの大きく、形のはっきりとしたシンバルはよりシャープで明るい響きになる傾向があります。特にRideにおいてはベルをスティックのショルダーで叩く奏法がありますが、これ以外の奏法、シンバルでも同様の傾向が見られます。

各メーカー、Flat Rideと呼ばれるベルのないシンバルも発売しています。さらに複雑でダークな音色で、ジャズなどの場面で多く用いられています。

3. ハンマリング

シンバルの大まかな形が作られると、次はハンマリングの工程に移ります。シンバルをハンマーで打つことで金属の密度や形に影響し、複雑な音色を作り上げます。また、どの部位に、どのようなハンマリングを行うかは各シンバルメーカー、職人によって異なり、様々なテイストのシンバルが作られます。
3a. ハンマリングの主体
すべて人間
​ハンドハンマリング
すべて機械
​マシンハンマリング

個体差:大
個体差:小
伝統的な製法では、ハンマリングは職人の手によって行われます。様々な大きさ、形のハンマーを組み合わせ、また、叩く位置やパターンを細かく調整することで音色を作り上げます。

多くの大手メーカーは、効率化のために機械でハンマリングを行っています。これは個体差を小さくするメリットがある一方、一枚一枚の特性に合わせた調整が難しくなります。

現在のZildjianはすべてマシンハンマリング(機械によるハンマリング)を採用しています。職人の手で打たれたシンバルの落ち着いていてかつ豊かな音色を好むファンが多いため、「オールドK」と呼ばれるビンテージのZIldjianシンバルが高値で取引されています。当時の工房は現在閉鎖されており、当時の職人やそこで学んだ弟子たちは7th Hillなどのイスタンブール系シンバルブランドで引き続き伝統的な製法を守りハンドハンマリングでシンバルを制作しています。

SABIANのHH、HHXシンバルは「Hand Hammered」の略であり、人間の手で作られています。対照的に、AA、AAXシンバルは「Automatic Anvil」の略であり、機械によって作られています。MeinlのByzanceやPaisteの多くのシリーズもハンドハンマリングを採用しています。大手ブランドがマシンハンマリングを採用する場合、それを明言しないことが多く、ウェブサイトやカタログでは「正確な」ハンマリング等の文言が使われています。
また、打つ位置を決めるのは人間で実際にハンマーを打つのは機械、といったハイブリッドの形が取られる場合があります。

一般的に、マシンハンマリングのものは値段が低く、ハンドハンマリングの方が高価です。
3b. ハンマリングのパターン
パターン:複雑
パターン:均一
複雑、ダーク
シャープ、明るい
ハンマリングのパターンが複雑、ランダムであればあるほど倍音が複雑になり豊かな音色になります。反対に、ハンマリングのパターンが均一な場合はシャープでクリーンな響きになります。

ZildjianのA、MeinlのPure Alloyなどは同社の他のシリーズに比べてより均一なパターンのハンマリングが施されています。
3c. ハンマリングの数
数:多
数:少
複雑、ダーク
シャープ、明るい
ハンマリングをより多く行うと、シンバルは複雑でダークな音色になります。逆にハンマリングをあまり行わない場合には鋭い音色になります。

ハンマリングの跡は見えることもありますが、大きなハンマーで初めにハンマリングしたあとに細いハンマーで上からハンマリングした場合などには、見えづらいこともあります。

4. レイジング

ハンマリングが完了すると「レイジング」という工程に移ります。日本語では音溝加工や旋盤加工といい、高速で回転させたシンバルの表面を削ることでシンバルの反り具合(カーブ)、厚みを調整し、表面に細かい溝(グルーヴ)を作ります。

響きを調整するためにレイジングの後に改めてハンマリングを行う場合もあります。

レイジングを全くあるいはほとんど行わない場合もあり、黒色~茶色の錆のような力強い色を呈し、トラッシュ感の強い音色になります。メーカーによって異なりますが「ナチュラルフィニッシュ」などと呼ばれます。ZildjianのSpecial Dry、MeinlのByzance Dark、Extra Dry、7th HillのSafarなどがこの加工を採用しています。
4a. ボウの反り具合
反り:小
反り:大
ピッチ:低
ピッチ:高
音の立ち上がり:遅
音の立ち上がり:早
最終的な形状、特にボウ(ベルとエッジの間の部分)の反り具合(カーブ)はレイジングによって調整されます。反りが小さくよりフラットなシンバルはピッチが低く、ゆっくりとしたアタックになり、カーブのきついシンバルはピッチが高く、また、レスポンスが素早くなります。
4b. エッジの厚み(テーパー)
エッジ:薄
エッジ:厚
Crashしやすい
Crashしづらい
Rideの粒立ち:小
Rideの粒立ち:大
シンバルのエッジ(縁)の厚みはCrash、Ride奏法の鳴らしやすさに影響します。エッジが薄い場合はCrashしやすくなりますが、RideしたときにCrashの音色が後ろで響きます。エッジが厚い場合にはCrashがしづらい、あるいは銅鑼のような音色になってしまいますが、Rideの音色がクリーンになります。

ジーンズ同様、縁に向かって幅を変えることを「テーパー」といい、多くのシンバルもエッジに向かって厚みが薄くなるようテーパーされています。
4c. 全体の厚み/重さ
厚み:小
厚み:大
ピッチ:低
ピッチ:高
音量:小
音量:大
打感:柔
打感:硬
レイジングは全体の厚みと重さにも影響を及ぼします。シンバル全体の厚みが薄い、つまりシンバル自体が軽い場合にはピッチが低くなり、また、叩いたときの感触も柔らかく、リバウンドが少ない、よくしなるシンバルになります。音量も少し小さくなります。

反対にシンバル全体の厚みがあり重たい場合にはピッチが高くなり、打感も硬く、しなりにくいシンバルになります。音量も少し大きくなります。

4d. グルーヴ
グルーヴ:細
グルーヴ:荒
音がまとまる
音が広がる
レイジングによって作られる表面の細かい溝はグルーヴ、あるいは音溝と呼ばれます。グルーヴが荒いと音が広がり、グルーヴが細かいと音のまとまりが良くなります。

5. フィニッシュ(磨き上げ)

トラディショナル
ブリリアント
複雑な輝き
鏡のような輝き
抑えられた高音域
はっきりした高音域
最後に、シンバルを磨き上げます。シンバルをよりスムーズに磨くと、はっきりとした高音域が現れます。反対に、磨き上げを抑えると、高音域も抑えられます。

フィニッシュの名称は各メーカーで異なります。光の乱反射が見られるか、それとも鏡のような輝きがあるかで磨きあげの程度が判断できます。


この作業は前述の「ナチュラルフィニッシュ」には行われないことがほとんどです。

6. 穴あけ加工

トラッシュ感のあるドライなサウンドに対する需要があるため、シンバルの穴あけ加工が近年流行しています。ZildjianのFX、SABIANのO-ZONEなどがこれにあたります。

カスタムシンバル制作

7th Hillでは以上の要素を自由に選択して自分だけのカスタムシンバルを制作することができます。「このメーカーのこのモデルが好きだけど○○インチがない」「この加工とこの加工のハイブリッドがどのようなサウンドになるか知りたい」など、シンバルの音色にこだわるドラマーの探求心を応援します。詳しくはこちらをご覧ください。

出典、参考リンク

  • Modern Drummer 合金に関する記事
  • Music Radar Meinl Pure Alloyに関する記事
  • Sound Pure 物理的特性に関する記事
  • SABIAN公式 HHシリーズの由来
  • SABIAN公式 AAシリーズの由来

シンバル選びの面白さ

なぜ人はシンバルに夢中になるのか、なぜシンバルは一生の趣味になり得るのかを解説します。

1. シンバルの「良さ」は主観的

どのようなシンバルが良いと思うかは、人によって異なります。また、どのようなシンバルがどのような音楽、ジャンルで良いと思うかも、人によって異なります。これをシンバル選びの面白さの一つと考える人も多くいます。

2.他のドラマーとの交流

例えば珍しいシンバルや一般的に合わないとされるシンバルをドラムセットに取り入れた時、意外と「いい味」が出る場合があります。共感してくれる人も、より良い別のシンバルを提案する人もいるでしょう。実験や情報交換を通して自分の理想のサウンドを探す旅路を楽しむことができます。

3. シンバルの値段と「良さ」の関係性

シンバルの値段、ひとりひとりにとっての良さは必ずしも比例関係にあるわけではありません。例えばロックで埋もれないシンバルを求めている人の場合、敢えてB8のシャープなシンバルを選ぶこともあるでしょう。様々なシンバルを試す中で意外な発見があったときの喜びはたまらないものです。

4. ブランドの歴史とこだわり

シンバルのブランドに価値を感じる人もいるでしょう。特定のメーカーの歴史やこだわりに共感し、それを応援することも楽しみの一つです。チームの応援のように、コミュニティに所属する感覚を得ることができます。

5. シンバルの「個体差」を楽しむ

シンバルは一枚一枚の個体差が大きく出ます。人によっては「あたり」と「はずれ」のように感じることもあるでしょう。しかし、個体差があるからこそ、職人の様々な思いが感じられ、理想の楽器に出会えたときの喜びがさらに増すと考える人もいます。
7th Hillロゴ
カスタムシンバル制作
工場見学・買付け
7th Hill シリーズ
価格表
​7th Hill とは
法人向け事業
シンバルについて学ぶ
シンバルを試奏する
購入後の保証
プライバシーポリシー
特定商取引に基づく表示
​会社概要・お問い合わせ
© 7th Hill Cymbals / MS Music Office LLC​
  • Home
  • カスタムシンバル制作
  • 工場見学・買付け
  • 7th Hill シリーズ
  • 7th Hill とは
  • 試奏する